仮想通貨について|一般通貨との違い・問題点・歴史などを解説!
仮想通貨と呼ばれるものがあります。
今の時代において、人々にとってはなじみの深いものとなりそうなものなのですが、これは、どのようなものなのでしょうか。
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仮想通貨とは
仮想通貨は、法定通貨に対して、特定の国家による価値の保証がない通貨のことを言います。
仮想通貨の概念というのは、1,995年にはアメリカにおいて言及されています。
そして、1999年頃には一部の仮想通貨は存在していたのですが、実際にはそれは電子マネーやソーシャルゲーム内で使われるような通貨のことであり、この仮想通貨という表現も2009年頃にできたものとなっています。
そして、今の時代になって、政府は仮想通貨の価値を改めて、一般の通貨と同じように見ることを目的として法の整備に取りかかっているのです。
そのくらいに仮想通貨は人々の生活にとって身近なものとなってきています。現に、海外では仮想通貨を使った取引、支払いなどが頻繁に行われているのです。
通常の通貨との関係です。通貨と言えば、国家や社会において発行されているものですし、価値の保証がされています。
日本なら円、アメリカならドルといったものがそれに当たります。
ですが、国家の経済政策、会社の運営方針による価値の変動リスクを常に持っています。
それに対して、仮想通貨は、利用者による仮想通貨への信用によってだけ価値が保証されているところがあるのです。
つまり、価値の変動を主導するのは利用者ということなのです。仮想通貨を手に入れるためには、日本円での交換が必須になります。
仮想通貨の問題点
仮想通貨が持っている問題点というのもあります。
まず、仮想通貨には手形交換所がありません。
ですから、決済記録の義務が法で定められていません。
それはすなわち、記録をする義務がないことに加えて、記録保管義務がないということなのです。結果的にブロックチェーンが法の抜け道になっているのです。
その他の問題点としては、利用者に対しての価値の保証がないことがあって、仮に仮想通貨が何かの拍子に消失したとしても、何も保証がないということです。
それから、闇市場を生みやすいという点や、課税の逃げ道になるという点もあります。
また、マネーロンダリングに利用される可能性もありますし、投資詐欺に使われてしまうことだってあり得るのです。
仮想通貨の可能性
ただし、仮想通貨は、投資という側面で考えるのであれば、中長期的な所持、あるいは短期的な所持によって爆発的な利益をもたらしてくれる可能性があるものです。
わずかな投資で莫大な利益を得たという例もあるくらいです。
個人レベルでもそうですし、企業レベルでも大きな注目をしているくらいなのです。購入手続きも面倒なことはありませんから、投資商品としてみた時には利用価値は十分です。
仮想通貨は、まだ歴史が始まってからそんなに時間が経過していませんから、全体的に未成熟なところがあります。
問題点は上記のようなところがありますが、今後成熟していくことの期待されるもののため、購入してみるだけの価値はあるでしょう。