ライトコインとは?開発者のチャーリー・リー氏はどんな人?仕組みや特徴は?
ライトコインと呼ばれるものがあります。これは、ビットコイン、イーサリアム、リップルに次いで時価総額4位につけている仮想通貨です。
ライトコインとは
ライトコインはビットコインから派生した仮想通貨です。2011年に公開されており、ビットコインの欠点を解消したものだと言われています。価格が扱いにくいビットコインに対して、日常的に使えるものを目指して開発されているのです。ちなみに、システムはビットコインと同じです。
開発者のチャーリー・リー氏は、Googleで6年間プログラマーとして働いてきた過去を持っており、ビットコインの欠点を修正して、ビットコインを超えるものを作ろうと思いライトコインの開発に乗り出したのです。彼は、ビットコインとライトコインは競合するものではなくて、住み分けができているものであるとしています。
ライトコインの価格推移
2011年に公開されたライトコインですが、現在に至るまでの相場はどのようになっているのでしょう。ビットコインがブームになった2013年の時には48ドルまで上がったのですが、2017年の2月時点では4ドル前後になっています。
時価総額ランキングにおいては、ビットコインに次いで2位のときもあったのですが、2015年にイーサリアムが公開され、2016年に2位の位置につけてからはライトコインはリップルと3位と4位の位置を争っています。
ライトコインが出来ることとは
ライトコインは、服や宝石、航空券、食品など、様々なものを買うことが出来ます。また、他の仮想通貨と同じように、全世界に一瞬で送金が可能となっています。手数料についても銀行間取引やクレジットカードなどと比較しても、ものすごく安価で済ませることが出来ます。
送金着金は双方で証明が可能であり、メールの送信くらい簡単に手続きが終わってしまいます。もちろん、安全かつ簡単にお金を受け取ることも出来てしまうのです。
ビットコインとの違い
ビットコインに限らず、仮想通貨はマイニングと呼ばれる採掘で手に入ります。このマイニングは、ビットコインの場合は大量のデータを解析するために、ものすごい規模のコンピュータを使わなければなりませんでした。それこそスパコンレベルであり、電力も大量に使うため、環境にも良くないとされていたのですが、ライトコインのマイニングの場合は一般のパソコンでもマイニングが可能なのです。
また、ライトコインとビットコインは発行枚数も異なっており、ビットコインが21000BICに対し、ライトコインは84000LTCに設定されています。これはマイニングのしやすさに繋がっています。そして、ブロック生成の時間も短く、ビットコインの4倍早い決済が可能となっているのです。
ライトコインはこれから先もっと普及していくと思われる仮想通貨の中でも、ビットコインの小回りを利かせたものとして、自然と使われ機会が増えていくと予想出来る面もあります。通貨以外の機能を持ったものが注目されていく中、ライトコインはどのようにして生き残っていくのかという点については大いに注目したいところです。