Steemとは?BitShares創設者が開発!コンテンツ・コメントへの投稿で報酬?
Steemと呼ばれるブロックチェーンベースのソーシャルメディアがあります。これは一体どのようなものなのでしょう。
Steemとは
Steemは、BitSharesの創設者の手によって開発されました。BitShaersのベースになっている、Grapheneというエンジンを基にしているのですが、基本としては独立したブロックチェーンになっているのです。
ここでは、参加者が報酬を受け取ることが出来るRedditというコンセプトがあって、実際のイメージとしてもソーシャルメディアという風に考えて良いとしています。ブロックチェーンの上にコンテンツ内容が書き込まれているので、ブロックエクスプローラーがソーシャルメディアサイトとなっています。
Steem内の仮想通貨
Steemそのものはブロックチェーンであって、その中に3つの仮想通貨が存在しています。まず、基本的な仮想通貨として存在しているのがSteemです。残り2つの仮想通貨の価値はこれによって支えられているのです。他の仮想通貨と同じように取引所で取引されます。
それから、SPと呼ばれる通貨もあります。これは、実際のSteemの利用に必要とされるものです。SteemからSPにはすぐに変換が出来ますが、その逆はすぐには行うことが出来ません。また、他人への送信は一切出来ないようになっています。この通貨は、仮想通貨業界でよくある短期的売買を抑制するために導入されていると言われています。
そして、3目の仮想通貨がSMDと呼ばれるものです。Steemを利用することによって受け取ることが出来るもので、常に1アメリカドルとなるような、価格連動・固定型の通貨となっています。報酬を固定通貨に変えたいという場合には、このSMDを変換することになるのです。そして、持っているだけでSMDとして利子がもらえるため貯蓄用の通貨としても利便性が高いとされています。
報酬を得る方法
報酬はSteemではなくて、SP、SMDで支払われます。まずは、コンテンツ・コメントへの投稿を行うことです。他者から良いコンテンツと評されたものの投票量に対して報酬が受け取れるのです。
そして、投稿されたコンテンツやコメントに投票することでも報酬がもらえるようになっています。投票者が多いコンテンツほどたくさんの報酬がもらえるように、早く投票を行った人ほどたくさんの報酬をもらえるようになっているのです。
そして、もちろんマイニングで稼ぐという手法もあります。これによって誰でも報酬がもらえるようになっているのです。
どこから報酬がくるのか
こうした報酬は誰が支払うのかということですが、これは報酬を支払うたびに新規発行するものであり、誰が支払うということは無いのです。Steemがハイパーインフレ通貨と呼ばれていることの理由がここにあるのです。
色々とおもしろいコンセプトを持ったものであり、ブロックチェーンのおかげで、誰も支払う人がいないのに報酬がもらえると言うところも大きな特徴になります。今後、どのように進化を遂げるのかが期待されます。