連載一話 Ripple(リップル)|特集:アルトコインに勝機あり
Rippleとは?
XRPというリップルのネットワーク上の通貨を使って、ドル、円、ユーロなど様々な通貨と取引が低コストかつ高速でできるシステムです。あくまでもブリッジ通貨としての役割のため、単体の通貨としての取引はできません。つまり、ビットコインならビットコイン払いが可能ですが、RippleでのRipple払いというのは無いということです。
Googleが出資していたり、三菱東京UFJ銀行がRippleネットワークを使った国際送金をすることを表明したりして注目されています。
Rippleの購入方法
Rippleを購入するには、coincheck、bitbank、東京JPY発行所、Mr. Rippleなどに口座を作れば日本円で買うことが可能です。また、2017年秋ごろにオープンすると言われているSBIグループの仮想通貨取引所、SBIバーチャル・カレンシーズでも売買できるようになることが予定されています。
また、海外のPoloniexやBittrexなどでも、対ビットコインの取引を行うことが可能です。
購入した後はウォレットで保管
Rippleを購入した後はウォレットに保管しておきましょう
取引所に預けたままだと、取引所の倒産やハッキングにより、預けておいたRippleが失われてしまう可能性がありますそのため、ウォレットに入れておくのがオススメです。
ripple.labsが公式に運営していたrippletradeが2016年3月にてサービスを停止してしまい、それ以降利用できるウォレットとして公式が案内しているのがGateHubなので、基本的にはGateHubを使うことになります。
GateHubは、仮想通貨取引所でもありますが、ウォレットも兼ねているため、シークレットキーを自己管理することが可能で、シークレットキーさえ持っていれば、どこからでも管理するとこが可能ですし、GateHubの運営側からはシークレットキーの閲覧はできないようになっています。メールアドレス、パスワードを入力してサインアップし、リカバリーキーをメモし、メール認証が完了するとログインできるようになります。ログイン後は携帯電話番号のSMS認証、個人情報の入力を行い、パスポート等の本人確認書類をアップロードして提出すると使えるようになります。
ただし、Gatehubは一般的な取引所より安全と言われていますが、Gatehubでも盗まれたというケースがあるようなので、資金が多くあり、さらに安全に保管しておくならハードウェアウォレットを使うのがオススメです。
Rippleに対応しているハードウェアウォレットは現在、2017年の5月末から対応した、フランスのLedger社が販売しているLedger Nano Sのみですが、1万円ほどで購入することが可能です。
本体の中に秘密鍵が入っており、パソコンにUSBケーブルで接続して、パソコンで管理することになります。この本体がないとウォレットに接続できませんので、ハッキングの心配がありません。
また、紛失しても、4~8桁のPINを入力しないと操作できませんし、入力を3回間違えるとリセットされるようになっていますので、安心です。
Ledger Nano SはRippleの他にも、ビットコイン、イーサリアム、ライトコインなど主要な仮想通貨を保管することが可能です。
ハードウェアウォレットを使うメリットとしては、仮想通貨を手元においておける点、
故障や紛失してもパスフレーズを使ってリカバリできる点などがあります。
故障しても在庫切れですぐに購入できないケースを考慮して、2台以上買っておき、スペアとして置いておくのが安心です。